コストコで買った食材を使ってつくる料理のベースとなるスープのレシピを紹介!和風だし、洋風だし、中華だしなど種類を問わず更新していきます。
料理に使える基本のおだし
そのまま飲めるスープはもちろん、ベースの出汁として使えるレシピです。和風だしはおでんやうどんなど。洋風だしはカレーやシチューなどに使えます。
スープの保存方法
完成しただしスープは、冷蔵保存の場合はタッパや密封瓶へ。
冷凍保存の場合はアイスキューブにしてジップロックで保存するのがおすすめです。
かつおだし
乾燥カツオを使った和食のベースとなる出汁で、豊かな風味とうまみが特徴です。
だしが主役となる「揚げ出し豆腐」や「お浸し」などにぴったり!
主なうま味成分の「イノシン酸」は、うまみ成分のひとつ「グルタミン酸」を含む昆布や野菜類と相性がよく、組み合わせることで旨味が強くなります。
材料
- かつお節:10~20g程度
- 水:1L
水に対して1%のかつお節が目安
作り方
- 水を沸騰させて火を止める
- かつおぶしを入れて3~4分間弱火でじっくり加熱
- かつおぶしをこして完成
茶こしや専用のこし器、ざるに布やキッチンペーパーを敷いてやります!※かつおぶしをこすときに絞るとえぐみがでるので注意
かつおぶし二番だしの作り方
一番だしのかつおぶしを使って二番だしを作ることができます。香りは弱くなりますが旨味は濃くなります。
- こしたかつおぶしの”だしがら”を火にかける
- 沸騰後に数分弱火にかけてる
- 香りが弱いようならカツオ節を少し足す
- 完成
二番だしは、炊き込みご飯や煮物を作るときにおすすめです。
粗熱をとってから冷蔵庫または冷凍庫での保存となります。
- 冷蔵の場合…3~7日程度持ちます
- 冷凍の場合…3週間程度もちます
小分けして冷凍すると使いやすいのでおすすめです。
☑️保存期間が長くなると風味が落ちるため早めに使い切りましょう!
昆布だし
優しくて上品な味が特徴の昆布だしは、かつおだしより風味が強くないため、素材の味や香りを生かしたお料理に使いやすです。
また、昆布にはろいろな種類があります。だし用におすすめな昆布は「真昆布・羅臼昆布・利尻昆布・日高昆布」の4種類。
原材料に昆布以外のものが含まれていたり、煮物用の昆布は出汁用には向かないため、購入する際は注意しましょう。
材料
- だし昆布:10g~20g程度
- 水:1L
水に対して1%の昆布が目安
昆布の下ごしらえ
昆布をカットして表面をキッチンペーパーで軽くふきます。(旨味成分が流れてしまうため水洗いはしません。※切込みなど入れると出汁をとるときにぬめりなどが出るためNG
水出しの作り方
- 分量の水に昆布を入れる
- 冷蔵庫に入れる
- 一晩おく
水出しはすっきりとした味に仕上がるのが特徴です。
前日の夜に冷蔵庫に入れておけば朝には昆布出汁が完成するため簡単です。最低でも3時間以上は置くようにしてください。
※冷蔵庫に入れる時には、蓋つきの容器に入れてにおい移りを防ぎましょう。
一晩おいてだしを取った昆布を出して煮干しと炒めると、佃煮になりますよ!
煮出しの作り方
- 分量の水に昆布を30分ほど漬ける
- 弱火~中火で沸騰直前まで加熱する
- 昆布をとりだす
昆布は沸騰前に取り出します。完全に煮出すとぬめりが出たり、風味を損ねます。鍋底がふつふつしてきたら取り出すようにしましょう!
水出し、煮だし共に粗熱をとってから冷蔵庫または冷凍庫での保存となります。
- 冷蔵の場合…3~5日程度持ちます
- 冷凍の場合…10日~2週間程度もちます
小分けして冷凍すると使いやすいのでおすすめです。離乳食にもおすすめです。
☑️保存期間は塩分量にもよるため冷蔵・冷凍問わず早めに使い切るようにしましょう。
煮干だし
煮干しだしはお味噌汁に欠かせません。お魚そのもののうまみが前面に出るので手作りできると便利です!
使う魚はイワシが一般的ですが、アジやタイなどいろいろなものがあるので、好みの風味でだしを作ることができます。
材料
- 煮干し:20g
- 水:1L
水に対して煮干しは2%を目安に使います。
煮干の下ごしらえ
煮干しの頭とワタを取り除きます。
ひと手間かかりますがすっきりとした旨味のあるにぼし出汁になります。
水出しの作り方
- 分量の水に下ごしらえした煮干しを入れる
- 冷蔵庫に入れる
- 一晩おく
水出しは、えぐみが出にくく上品な味に仕上がります
前日の夜に冷蔵庫に入れておけば朝には完成するため簡単!冷蔵庫に入れる時には、蓋つきの容器に入れてにおい移りを防ぎましょう。
一晩おいて出したのがこちら。
取り出した煮干しは、昆布などと炒めると佃煮になります。
煮出しの作り方
- 分量の水に昆布を30分ほど漬ける
- 中火で加熱して沸騰したら弱火にしてアクをとり5分程度煮出す
- 煮干しをこす
煮干しの風味や香りをしっかりと出したいなら煮だしがおすすめです。煮干しは茶こしなどでこすと澄んだだしになります。
粗熱をとってから冷蔵庫または冷凍庫での保存となります。
- 冷蔵の場合…1~2日程度持ちます
- 冷凍の場合…3週間程度もちます
☑️保存期間が長くなると風味が落ちるため早めに使い切りましょう。
ベジブロス(野菜スープストック)
西洋出汁(スープストック)にはいろいろありますが、野菜だけでつくるスープストックは栄養価が高く、冷蔵庫にある残り物のお野菜で手軽に作ることができるので便利です!
コンソメ代わりにもなるので、完成品を冷凍して常備しておくのはおすすめです。
材料
- 野菜:300g(玉ねぎ・セロリ・ねぎなど)
- にんにく:1片
- すりおろししょうが:少々
- 塩:ひとつまみ
- お好みのハーブ(ローリエなど):少々
- 水:1.2L
下ごしらえ
野菜を適当な大きさにカット(にんにくは細切り)
野菜は冷蔵庫にあるものを使えばOKです!今回はたまねぎ・にんじん・キャベツが中心。
作り方
- 鍋に水と材料を全部(野菜・にんにく・しょうが・塩とハーブ)入れ加熱
- スープが半分くらいの量になるまで煮込む(およそ1時間程度)
- スープをこしたら完成
できあがったスープおこすときは「ザル」を使うと便利です!味は好みがあるので、塩コショウで調節してくださいね。
野菜はパプリカ、かぼちゃ、アスパラ、長ネギ、残り物のくず野菜でもOKです。
残った野菜は食べられます!我が家は調味料と合わせるサラダやピクルスとして食べました。
粗熱をとってから冷蔵庫または冷凍庫での保存となります。
- 冷蔵の場合…10日程度持ちます
- 冷凍の場合…3週間程度もちます
小分けして冷凍すると使いやすいのでおすすめです。
☑️保存期間が長くなると風味が落ちるため早めに使い切りましょう!
白身魚のアラ出汁
地中海料理などに欠かせないのお魚の出汁です。
お魚のあらで手軽に作れるのに濃厚な旨味や風味があるので、ストックしておくととても便利!魚介系のパスタやリゾット、煮込み料理などにも使えます。
材料
- 白身魚のアラ:200g(鱈・鯛など)
- 玉ねぎ:100g
にんじん:50g
セロリ:30g
にんにく:1片
パセリ:大さじ1
オリーブ油:大さじ1
塩:大さじ1/4
ローリエ・黒コショウ:適宜
白ワイン:30㏄
水:400ml
下ごしらえ
野菜類をカット!にんにく・パセリなみじん切り・その他は薄切りにします。
魚のアラは流水できれいに洗い、熱湯にくぐらせたあとにオーブンやグリルで焼きます。
魚のアラの下ごしらえは、ひと手間かかりますが魚の生臭さが抑えられるので必ずやっておきましょう!
作り方
- オリーブオイルを加熱し、下ごしらえした野菜を入れて炒める
- 野菜がしんなりしてきたら下ごしらえした魚のアラをいれて塩・白ワインをいれて強火でアルコールを飛ばす
- 水、ローリエ、黒コショウを入れ、アクをとりながら30分ほど弱火で煮る
- スープをこす
炒めてから煮込むので臭みが出にく、野菜の甘味が出やすくなります!弱火で煮る時は水分が足りなくなったら水を足して味を見てくださいね。
塩コショウで味付ければそのままでも美味しいのでおすすめです。
粗熱をとってから冷蔵庫または冷凍庫での保存となります。
- 冷蔵の場合…5日程度持ちます
- 冷凍の場合…3週間程度もちます
小分けして冷凍すると使いやすいのでおすすめです。
☑️保存期間が長くなると風味が落ちるため早めに使い切りましょう!
チキンのスープストック
チキンストックとは鶏肉で作るブイヨンのことです。
一般的には丸鶏を使って作りますが、鶏の他の部位でも作ることができます!今回はコストコのさくらどり手羽元でつくってみました。
材料
- 鶏肉(手羽元・ほかの骨付き部位でもOK):500g
- たまねぎ:1個
- にんじん:1本
- セロリ:50g(1/2本)
- にんにく:1片
- ローリエ:1枚
- 水:800ml
下ごしらえ
- 手羽元(骨付き部位)は、小さく刻み、湯通しをする※骨は包丁の「羽元」や「顎」を使うと切りやすいです。
- 野菜はざくぎり
作り方
- 材料をすべて鍋にいれ、分量の水をいれて加熱
- 沸騰させないように弱火で煮込みつつ、アクを取る(30分ほど)
- ザルでこした後、冷蔵庫で冷やして上にたまった脂を取る
- 完成!
鶏と野菜をじっくり煮込んでいるため、濃厚でコクがあります。
③の工程で取り除いた脂の部分はゼラチン状になっているのでソース作りに使えるので捨てずに取っておくのも良いですよ!
冷凍した場合には比較的長期間保存できるのでおすすめです。
タッパーや製氷機に入れて保存します。
- 冷蔵の場合…1週間程度持ちます
- 冷凍の場合…1ヶ月程度もちます
☑️保存期間が長くなると風味が落ちるため早めに使い切りましょう!
鶏がらスープ(ロティサリーチキン)
詳細なレシピは別ページで紹介します!
ロティサリーチキンの肉を取り分けて残った骨の部分でスープを作ると美味しい!元々味が濃い目なので、普通に煮ても濃厚チキンスープができあがります。
材料
- ロティサリーチキンの骨(鶏ガラ):1羽分
- 水:1L~1.2L
- お酒:100ml
- しょうが:15~20g
- ※お好みでお野菜・お酒を入れる
作り方
- 大鍋に材料を全部入れる
- アクを取りつつ3時間ほど煮込む
- 火を消して自然に冷めるのを待つ
簡単に美味しい出汁がとれるので、ロティサリーチキンを購入した際は鶏がらスープも一緒に作ります。そのまま飲めるくらい濃厚で美味しいです!
ちなみに、ロティサリーチキンを食べる際に直で舐めたりしゃぶったりしている場合は唾液の雑菌などで毒素が発生する場合があるので、しっかりと切り分けた後の残った骨を使いましょう。
粗熱をとってから冷蔵庫または冷凍庫での保存となります。
- 冷蔵の場合…3日程度持ちます
- 冷凍の場合…1週間程度もちます
☑️め冷蔵・冷凍問わず早めに使い切るようにしましょう。
既製品もあります!
1から作るのは手間がかかる!という方におすすめな、完成したお出汁のご紹介。
どれも味が良かったので、料理に使いやすいと思いますよ♪