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コストコ商品についてるオーガニック認証マークの解説

コストコの商品には日本ではあまり馴染みのないシールがついてますよね。オーガニック認証マークといっていろいろな基準をクリアした商品につけられます、ちょっとマニアックなアイコンについて解説します!

節子(合同会社おすすめ節子)
執筆者
コストコ歴17年目の30代主婦。実際に買ったコストコ商品を毎日ブログに投稿中✍2,000商品以上レビューしました!新商品や季節限定品が大好きで、新作デリカとスイーツは毎回買っちゃう派

USDAオーガニック

USDAオーガニック

USDAはアメリカ合衆国の農務省(USDA:United States Department of Agriculture)の略で、米国農務省の基準をクリアした商品のみつけられる認証マークです。

USDAオーガニック認証マークは特に見かけることが多いと思います。

認定基準
  • 3年以上農薬・化学肥料を使っていない耕地で栽培されたオーガニック原料を用
  • 100%有機栽培で育てられた原料を使用
  • 水分と塩分を除き、重量ベースで95%以上がオーガニック原料を使用
コストコ オーガニックホールビーンブレンド(ミディアムダークローストコーヒー豆)
2,998
コストコオンライン2,998
カテゴリー:コーヒー
販売場所:コーヒーコーナー/コストコオンライン
コストコ 有機プロバイオティック グラノーラ
1,280
コストコオンライン1,848
販売場所:常温食品売り場/コストコオンライン

USDAのお肉について

他にもUSDAで認証される食品はいろいろありますが代表的なアメリカビーフにつけられたUSDAマークではお肉を8等級に分けています。

肉質等級は(1)牛の種類(2)性別(3)成熟度(4)脂肪交雑などによって決定されます。

  1. プライム
  2. コマーシャル
  3. チョイス
  4. ユーティリティ
  5. セレクト
  6. カッター
  7. スタンダード
  8. キャナー

コストコではこの等級の中で「プライム」と「チョイス」の2種類だけを扱っています。上質な牛肉ばかりですね。

参考:牛肉の格付けシステム|米国食肉輸出連合会 公式ホームページ

コストコ プルコギビーフ
3,555
カテゴリー:肉・肉加工品
販売場所:お肉コーナー
コストコ USプライムビーフ 肩ロース かたまり
5,256
カテゴリー:肉・肉加工品
販売場所:お肉コーナー

有機JAS

有機JAS

有機JASマークは日本の農林水産省の認証基準です。有機JASに適合した生産が行われている認証事業者のみが貼ることができるマークになります。

対象は農産物・加工食品・飼料及び畜産物に付けられています。

農作物の基準
  • 堆肥等による土作りを行い、播種・植付け前2年以上及び栽培中に(多年生作物の場合は収穫前3年以上)、原則として化学的肥料及び農薬は使用しないこと
  • 遺伝子組換え種苗は使用しないこと
畜産品の基準
  • 飼料は主に有機飼料を与えること
  • 野外への放牧などストレスを与えずに飼育すること
  • 抗生物質等を病気の予防目的で使用しないこと
  • 遺伝子組換え技術を使用しないこと

参考:有機食品の検査認証制度について|農林水産省食料産業局 公式ホームページ

ちなみに有機JASマークのない農産物と農産物加工食品に「有機」や「オーガニック」などの名称の表示、紛らわしい表示をすることは法律で禁止されています!

2020年7月16日からは、有機の畜産食品にも有機JASマークが必要となります。

牛肉や卵、ハムやチーズ、ミルクチョコなど…消費者には嬉しいですね!

コストコ 井村屋オーガニックあずきバー
オーガニック有機そだち 極小粒納豆
343
カテゴリー:大豆・大豆加工品
サイズ:9パック(30g×3個入りが3パック)
販売場所:冷蔵庫(がんも、梅ちりめんなどの販売エリア)

COR

COR

COR(Canada Organic Regime)は、カナダのオーガニック認証マークです。農作物、お酒を含む加工食品につけられます。

95%以上の有機素材を含み認定された製品に対してのみ許可されています!このあたりは結構どれも似たり寄ったりな基準。

コストコで見かけることが多いマークだと思います。マークは黒1色バージョンもあるようです。

EUオーガニック

EUオーガニック

EUの基準で認証された有機マークです。農作物、お酒を含む加工食品につけられます!

マークは欧州旗の象徴12個の星が葉の形になったもので、緑色の「ユーロリーフ」は、欧州と自然の融合がイメージされています。

認証の基準
  • 95%の有機成分を含むこと
  • 残りの5%についてさらに厳しい条件を遵守する場合にのみ使用可能

ロゴの横には、管理機関のコード番号と製品を構成する農業用原料が栽培されている場所の表示義務があります。

栽培地や原材料がロゴ横にあると分かりやすくていいですね~。

参考:オーガニックプレス|EU / オーガニック認証マーク【EU 欧州連合】

BIO

BIO

ドイツ連邦消費者保護・食糧・農業省大臣が認定する「Bioマーク(Bio-siegel;ビオジーゲル)」オーガニック認証マークです。

Bioは、ドイツ語の「Biologisch(ビオロギッシ)」の略で、有機という意味になります。

野菜
  • 農薬や化学肥料等を使用しないこと
  • 3年間基準を満たした土で栽培していること
肉や卵
  • 自然に近い状態で育てること
  • ホルモン強化剤などの人工的な注入物を使用しないこと
  • 餌は農薬・化学肥料等を使わずに栽培し、有機栽培によって生産されたもの

放牧飼育されている場合、家畜の放牧場もBioの認定が必要となります。

加工品
  • BIOの環境で育てられた農畜産物・素材を使用すること
  • 合成添加物・化学薬品・加工助剤など使用せずに加工すること
  • 保存料や着色料も使用不可

ドイツの認証マークはあまり見かけないですが結構細かいルールがあります。

その他、ドイツでもっとも古い民間のオーガニック認証機関「demeter」や「Naturland」などがあります。

AB

ABマークはフランス政府が1981年に制定した有機農産物の認証マーク。AGRICULTURE BIOLOGIQUE(アグリキュルチュール・ビオロジック)の略で、有機肥料使用、無農薬栽培という意味です。

認証マークがついた製品は、100%オーガニックか、原料の95%以上がオーガニック(加工品)であることを示しています。

基準
  • 化学肥料や化学薬品の不使用
  • 遺伝子組み換えによる肥料も禁止
  • 商品加工に至る全工程で添加物などを含まない
  • 最低3年間の有機農法を続ける

基準だけでも厳しいのですが、1年ごとに抜き打ちでの検査も行われると言う点から認証マークの商品の信頼度は高いですね。

ちなみにフランスでは、「ECOCERT」という認証マークもあります。自然食品やオーガニックコスメでよく見かけるマークかもですね。

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